レッドドラゴンの鳥見旅行記

レッドドラゴンの鳥見旅行記

夫婦二人の個人旅行で世界中をバードウォッチング。

多分マダラヒタキ、それにケチャップかけも

ケチャップかけがうろついてます(+_+)

カタルーニャ美術館の脇をエスカレータで登り、裏側へ回ると植物園(Jardín Botánico)があったので野鳥を期待して入りました。
入ってすぐの広場で早速きれいな声で鳴いている鳥がいました。ただし木の中で動きながら鳴いているので姿が見えません。大きな木の下へ潜んでやっと見上げた写真がこれ。多分マダラヒタキ(Pied Flycatcher)ではないかと思います。



ところでここではちょっとした事件がありました。広場で鳥を探している時、少し離れたところでアメリカ人らしい鳥見好きの夫婦がスペイン人?の女性2人と騒いでいました。どうやら上空を沢山飛んでいる大型のインコの排泄物が奥さんの体にかかったということでふき取っていたようなのです。
ところがこれが大違い。広場での鳥見が一段落した我々が少し奥まで歩いていこうとなだらかな階段道を降りていたら先ほどの女性が1人、前を行く妻に道を聞き始めました。これはおかしいと直感して2人とも身構えた時、私の後ろでもう1人の女性がOh My God!と叫んで私に鳥の排泄物がかかったと言い始めました。妻とのやりとりに集中して後ろに神経が届かない時を利用して緑のタバスコのような物をふりかけたに違いありません。2人はそろって大変だから拭いてあげるときたないハンカチを持って体に寄ってきます。貴重品は全て私の担当だったので急いで広場のベンチに引き返しリュックとカメラを下してティッシュを出し、寄ってくる女性に正対してNo thank youを繰り返したら、相手は諦めて去っていきました。
汚された以外に被害は無かったのですが、こういう静かな植物園で狙ってくることにはショックがありました。その少し前に若い男が2人広場から奥に向って歩いていて、途中こちらをちらっと見ながらスペイン語ハポン(Japón)としゃべっていたのも勘ぐればグルだったかもしれません。そんなわけで楽しみにしていた鳥見はここで中止しました。

2009/05/21 Barcelona, EOS50D+400mmF5.6