サベグレでの１日を堪能し午後４時頃ロッジを出てサンホセへ戻ることに。ロッジから勿論未舗装でゴツゴツの急な坂道を登っていると向こうからロッジへ向かう対向車が。運転手のフフランシスコは人がいいのか路肩いっぱいによけてなんとかすれ違える幅を作りました。無事すれ違った後発車させようとしたら右後輪が空回り（右側通行です、念の為）して全く動きません。相手の車も止まって運転手や乗客のお嬢さん達が押してくれたけれど我がワゴン車はいよいよ右に傾くばかり。とりあえず降りたほうがいいので体だけ後ろのドアから出てみると、なんと車は今にも右の崖下に転落していきそう！！ この状態で車には戻りたくないけれど、とにかく雨に降られて寒いのと、貴重品やスコープなどを積んだままでもまずいので決死の覚悟で再び車内へ。無事荷物とジャケット類を運び出しました。その間すれ違った車は助けを求めにロッジへ。待つこと３０分程度でロッジのジープが現れ、ロープで牽引してもらい路肩から脱出。貴重な体験をしました。後で聞くと３０分ぐらいで助けが来るのは奇跡に近いとのこと。露木さんは２－３時間を覚悟していたそうです。
サベグレ最後の写真はロッジの庭園内で撮ったBlack Vulture(クロコンドル)です。別に不吉な鳥ではないのですがなんとなくこの話題にピッタリのような気がして。クロコンドルさん、ごめんなさい。TSN-604。
