レッドドラゴンの鳥見旅行記

レッドドラゴンの鳥見旅行記

夫婦二人の個人旅行で世界中をバードウォッチング。

11/21(2) ブラウリオカリージョ国立公園





ツアーの最初はトラム乗場近くの野外シアター(プラズマテレビがあるだけ)で保護区の特徴・歴史などのビデオ。英語組が仲良く座って見ていたところ、若い英国人夫妻の男性の頭に天井からクモが落下!!!そのまま床に下りた姿が写真です。写真では大きさが分かり難いですが胴体の長さで3-4センチ、足の差渡しは10センチ以上ありました。しかも見てのとおり卵をかかえています。いきなりのWild Natureの洗礼でした。勿論丁重に林の方へお引取り願ってビデオは終了。欧米人の若い女性に多いのですがタンクトップにショートパンツでの自然観察ツアーはやめましょう。シアターを出たところでガイドが上を見上げ、ナマケモノを紹介してくれました。ただし写真でも双眼鏡でも毛で覆われた体が見えるだけ、頭や顔は全く見えませんでした。
いよいよトラムツアー開始。ゴンドラは2人掛け4列で低い手すりだけですから外は良く見えます。(茂った枝は顔や手にぶつかってきます)共生植物の華である野生の蘭は時期尚早でしたが、Passion Flowerという花が幹の中央、地上から4-5mの高さに咲いていました。
我々夫婦がバードウォッチングを始めるようになったきっかけですが、一つは20年以上前家族で長野県を旅行してまわった折、松本城のお堀で日光を浴びて飛ぶカワセミの美しさを見た時。第二は15年ほど前に軽井沢に山荘を建て、ベランダの目の前にアカゲラアオゲラが訪ねてくれるようになってから。そして第三は10年少し前アメリカ西海岸旅行の際、サンディエゴとサンフランシスコで散歩の途中見かけた美しいハチドリの姿でした。
さて今回のコスタリカ旅行はケツァールを見ることは勿論ですが数多くのハチドリが見られることも大きな楽しみでした。その最初はここブラウリオカリージョ、トラム乗場前のHeliconia(ヘリコニア)の花蜜を求めて2羽のハチドリが。ところがそのヘリコニアの枝先には毒蛇(Viper)が巻付いてハチドリの近づくのをじっと待っていました。一応我々のツアー時間内は無事でしたが、実際に食べられてしまうこともあるのだそうです。保護区のガイドは鳥・植物等それぞれ専門領域を持っているようで、我々のガイドは蛇(爬虫類?)専門らしくトレールウォークの時も専ら蛇のいそうな場所を調べ、ついに枝先のものよりずっと大きいViperを発見し大喜びでした。客にも写真を薦め本人も撮影していましたが私はイマイチ気乗りせずパス、先ほどのハチドリの逆光写真のみ貼ります。明日からはもっと間近に撮ったハチドリが登場します。
ハチドリ写真は明るさ調整、その他はシャープネスのみ。